astamuse Lab

astamuse Labとは、アスタミューゼのエンジニアとデザイナーのブログです。アスタミューゼの事業・サービスを支えている知識と舞台裏の今を発信しています。

家事・育児をエンジニアっぽくやってみる

こんにちは、nishikawaです。今日は家事・育児の話です。技術ブログなんだから技術のこと書けよ!とお叱りを受けそうですが、弊社には優秀な技術者である諸先輩方が多くいらっしゃいますので、技術的な記事はその方々にお任せしようと思います(笑)

今回は子育てをする上での課題をエンジニアをやっていて得た知識、考え方という観点を交えて記事を書かせていただきます。

子育てと仕事の両立は大変!

のっけから当たり前のことを言わせていただきますが、仕事と家事・育児を両立するのはとても大変です。理由は多々ありますが、大体は子供自体が不確定要素の塊であること、お世話に多くの時間が必要なこと、これに尽きるのではないかと思います。

以下が、私が1日の中で行っている活動に対する時間の割合です。

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この図から分かるように子供関連の時間と家事の時間を合わせると23%で1日のほんとんどは、「会社」「通勤」「家事・育児」となっていることが分かります。平日の自分の時間は皆無なので妻に関してはもっとだと思います。この状況は、社会で活躍しようとしている人からしてみれば人生の大きな壁の一つだと思います。

どんなに熱を出さないように気をつけていてもいきなり熱を出しますし、大人が予想もしていないような遊びをして部屋などを汚したり、物を壊したりすることも日常茶飯事です。これらに対して、仕事の予定を調整するというのがとても大変で個人の頑張りだけでは到底「両立」は不可能であると断言できます。

そもそも何がそんなに問題なのか?

子育てと仕事の両立に立ちふさがる第一の壁は「何が問題なのかを自他共に分かっていないこと」だと思います。そもそも大前提として、子育てをしながら仕事をする上で一番ネックになるのは子供の規則正しい生活を維持することです。決まった時間に起床または就寝をし、決まった時間にご飯を食べ、決まった時間にお昼寝をする。これだけのことですが、これを維持するのが大変でみんな悩んでいるわけです。例えば我が家の場合は息子に以下のタイミングでご飯や寝かしつけを行っています。

時間 イベント
6:00 起床
6:30 朝食
11:00 昼食
11:30〜14:00 お昼寝
15:00 おやつ
19:00 夕食
20:00 就寝

以上を踏まえた上で我が家で実際に起こった問題を書いてみました。

会社への予定調整に関する問題

  • 保育園に入れたはいいが子供の体調が安定せずに休みがちになる
  • 子供の予防接種や検診などで休まざるを得ない
  • 子供の登園は機嫌次第なので時間が読めない

私生活における問題

  • 保育園に行くための準備や保育園からの要望に対応するための時間を確保しなければならない
  • 家事の量が増え仕事以外は全て家事

対策

まず対策の前提として次のことが守られていることです。

  • 家事は夫婦二人で極力分担
  • 夫婦ともに自分の会社に現状を説明し理解してもらっている

会社への予定調整について

妻と予定を共有する

我が家ではまずお互いの予定を共有するところから始めました。使ったツールはGoogleカレンダーです。我が家では色んな理由から家族共通のGoogleアカウントを作りました。ここに予定を入れ、スマートフォンで確認するようにしています。

内容としては「リリースがあります」「打ち合わせがあります」ぐらいのレベルで簡単に外せない日を埋めていったり、子供の予防接種の予定なんかをあらかじめ入れるようにしました。このカレンダーをベースに子供に何かあった際にどちらが対応するかを話し合います。

保育園からの急な呼び出しについては、妻が時短勤務なのでほとんど任せっきりになっていますが、息子が体調不良で休む場合はこの方法でどちらが休むかを決めています。

登園時の息子の機嫌取りについて

息子の登園時の機嫌については、どうにも対処のしようがないので、シンプルに朝一で保育園に預けるようにしております。弊社はフレックスを採用しているため、コアタイムさえ守っていれば出社時間も退社時間も自由です。そのため不測の事態でどんなに遅れてもコアタイムのスタート時刻に間に合うように家を出ることでこの問題に対応しました。

家事について

さて、ここでようやっと今日の本題です。家事や子供関連の時間についての対策を記載します。

保育園の準備や保育園からの要望に対応するための時間が増加する問題について

保育園の準備についてはよく行う作業の簡略化保育園との対話で乗り切っております。

我が家で一番最初に取り組んだのは名前書きの部分です。名前書きは保育園から徹底するように言われているため、無数にあるおむつ一つ一つにすら名前を書かないといけないという状況が続いていました。

そこで以下の対応を取ることで、この問題を解決しています。

  • おむつやタオルなどのインクが染み込むものについてはお名前スタンプで対応する
  • その他のインクが染み込みづらいものはマスキングテープにお名前スタンプで名前をつけたものを貼っていく

これだけでトータル30分ぐらいの時短になりました。特にマスキングテープの効果は絶大で、剥がれづらい、洗濯してもOK、汚れに強いと、かなりおすすめです。我が家ではあらかじめ大量に作っておき何かあったらペタペタ貼っています。

また、保育園に対して無駄だと思うものはちゃんと抗議して検討し改善してもらうようにしました。(500枚ぐらいあるビニール袋全てに名前をかけとか、普段使いのエプロンとか色んなものを手作りしろとか)

家事の細分化

家事については、最近ポモドーロテクニックを使用し効率化を図っています。

ポモドーロテクニックとは

  • タスクを25分区切りで立てる
  • タスクを実行し終わったら5分間休憩を取る
  • タスクを4つこなすごとに15分〜30分の休憩を取る
  • 上記3つをくりかえす

というもので、開発者やデザイナー界隈で使用している人が多い手法です。この手法は人間の集中力を最大限に発揮するために、ノイズとなる電話対応や第三者からの問い合わせなどをできるだけ排除しタスクをこなしていきます。

この方法、家事の各タスクが集中すれば30分ぐらいで完遂できることや、短く時間を区切ることにより子供の要求に対応しやすいということで、いくつか改善の余地はあるものの、とても家事との相性がいいと運用してみて分かりました。

それで結果はどうだったのか?

これらの改善を行うことによりトータル1.5時間の時間短縮ができました。以下が改善後のグラフです。

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たった1.5時間ですが、この時間はとても大きく意義のある時間です。短縮できたこの時間はありがたく睡眠に当てさせていただいております(笑)。

まとめ

今回のことを受けて家事や子供に関係する時間は工夫次第でまだまだ改善できるのだなと思いました。1日は24時間しかないので、今回の成功に甘えずもっと突き詰められればと思います。

ただ、今回のことは何と言っても会社や周囲の理解があってこそなので、現状子育てがうまくいかないのは職場環境に問題がある可能性もあります。もし、少しでもそう思えるような節があるのであれば、毎度のことではありますが是非弊社の転職ナビシリーズをご活用頂ければと思います。

今回は電気制御/機械制御 転職ナビのリンクを貼っておきます。

https://electriccontrol-job.com/

また、こちらも毎度のことではありますが、弊社ではただいま技術者を募集しております。今回、記事にも書かせていただきましたが、弊社はフレックス制度を導入しているため、とても柔軟に仕事ができるようになっております。私だけでなく、諸先輩方にも仕事と子育てを両立している方は弊社には多くいますので興味がありましたら是非以下のリンクから弊社の採用ページをご覧いただければと思います。

http://recruit.astamuse.co.jp/

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